湯河原にゆかりの文豪たちの作品を朗読家 沼尾ひろ子が声と語りでお届けします。七色の声を使い分け、圧倒的な迫力と存在で物語の情景を創り出す。朗読ライブで体感する日本文学の世界をご堪能ください。3回目の今回は、桜にちなみ 古典文学と朗読を組み合わせた「朗読講座」を行います。
桜に心が騒ぐー 私たちの心に受け継がれている桜への思い。万葉の時代から歌に詠まれ、王朝文化で花開き、無常観、そして日本文学へ。
春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく「古今集」より
桜は花びらおほきに葉の色こきが枝ほそくて咲きたる「枕草子」より
花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは「徒然草」より
そして、京都のお花見の情景をみごとなまでの桜の描写で華麗に醸し出す谷崎潤一郎の世界をたっぷり堪能。桜を表現した時代の名文をナレーター沼尾ひろ子が情緒ゆたかに朗読、桜の旅へと誘います。
時代の背景や言葉の意味を現代文でわかりやすく解説してくれます。学べる大人の朗読講座です。
朗読のあとには、お茶と温泉まんじゅうのサービスをお付けいたします。ゆっくり、感想など沼尾ひろ子さんを囲んで、語らいましょう。